2021/11/03

におい

 

休みなので

自分の冬物の服を出すために

箪笥の中を少し整理

 

母の衣類は

去年ほんの少しだけ処分しました

亡くなった直近に身の回りにあった衣類は

見るもの全て切なくて辛かったので

 

それ以外は

しばらくの間、そのままにしておきたかった気持ちもあって

一年間は何もせずにいました

 

一年経って

自分の生活パターンも一年前とは変わってきて

使いたい箪笥の引き出しもあったので

母の衣類をまた少し処分することにしました

 

作業を始めて

母が身に付けていた服を見ると

やはり辛かったですが

衣類をパタパタしている時

ふと母のにおいを感じた瞬間

どうにも涙が止まらなくなりました

 

作業の手も完全に止まってしまい

声をあげて泣きました

 

カラダも震えたりして

こんなに泣いたのは、いつ以来?

 

 

まだ一年だもんね

仕方ないよね

 

そんな風に思うと

少しラクになりました

 


2021/10/12

10月12日

 

一年たちました。

 

 

2021/09/29

命の・・・

 

去年の今日、9月29日

母の主治医の先生に言われて

母と共に相談し

透析を中止する、と決めた日

 

母と共に、と言ったけど

本人がその事をどう思っていたかは

正直、わからなかったし、聞けなかった

 

透析を中止することで

命を長らえることが出来なくなる、とは

どうしても自分の口から、母には言えなかった

 

母の居ないところで

先生にたった1つだけ尋ねたこと

 

透析をやめたら

あと、どれくらい生きていられますか、と

 

先生からは

1週間から10日くらいと言われた

 

あの時の悲しさは

今でも、つらくて、つらくて、仕方がない

 

自分が、親の命綱を切る決断をして

命の期限が決まってしまうことになるなんて

それも、こんなに早く、その日が来るなんて

これっぽっちも思っていなかった

 

あの時は

その後の在宅医療や介護の手続きに追われて

良くも悪くも、振り返る暇がなかったけど

1年経って振り返ってみると

亡くなった時と同じくらい

この、命の期限を決めてしまった日のことが

ひどく、つらい

 

2021/06/19

夢の中

 

内容の無い更新をして

少し眠ったら

夢の中に母が出てきた

 

亡くなってから初めて母の夢を見た

 

30年くらい前だろうか

ずいぶんと若い頃の母だった

ひどく痩せていて

土気色の顔だった

 

聞きたいことがあって聞いても

近年と同じように

尋ねたことと返事がかみ合っていない

チグハグな会話だった

 

体調を心配すると

「大丈夫」と

母は、そればかり繰り返していた

 

横になった母の顔をのぞくと

「調子が悪い」

ポツリとそう言った

 

つらそうだったので

一生懸命に母の身体をさすっていたら

自分の涙が止まらなくなったところで

 

目が覚めた

 

目が覚めた直後から

ポロポロ、ポロポロと涙が出てくる

 

あまりに切ない夢だったけど

でも

初めて母が夢に出てきたから

ブログに残しておく

 

 


2021/04/17

テレビドラマ

BSプレミアムでやってる

「裕さんの女房」を観ながら作文中

  

もし、今、母に

「観る?」

って聞くことができたら

観るかなぁ

本人が出演してるわけじゃないから

観ないかな

でも、

若手の俳優さんのことを

なんだかんだ言いながらも

観るような気がするな

 

母は

裕次郎さんの歌や映画やドラマが

大好きでした

 


2021/03/29

3月29日

3月29日は母の誕生日。

今日は82歳の誕生日。

本人の居ない誕生日なんて初めてだから、

どう迎えたらいいのか、

どう過ごしたらいいのか、

わからないまま過ぎた一日。

 

いろいろ考えてプレゼントを用意しても、

ちょっと高価そうなものだと

しまいこんで使わない。

母は、そんな人でした。

 

だから、

しまわれないように、

今、食べたいもの何だろうか、

すぐに身の回りで使えそうなものはないか、

毎年そんなことを考えながら迎えていた3月29日。

 

今日は、

余計なことを何も考えず、

お花を買ってきて供えました。

 

2020/11/29

誰も

母が亡くなってからの土・日で、

誰も家に来なかったの、

初めて、かな?

 

今日、四十九日。

法要は、

少しでも気候が良くて

暖かいうちに、と思って、

先週の土曜に、とりおこないました。

 

今日の昼間こそ、

太陽が出て暖かかったけど、

昨日から今朝は荒れ模様だったから、

先週でよかったってことなのかなぁ。

 

そんなことをぼんやり考えながら過ごす、

誰も来ない、

誰とも連絡のない、

日曜日。

でした。

2020/11/24

記録

介護関係の書類を整理していて、

近くにあったノートを、

つい、

よせばいいのに、

開いてしまった。

読み返してしまった。

 

母を世話をしていた時の、

ヘルパーさんたちへの伝言板、

兼、自分のメモのノート。

 

亡くなる直前の土・日のメモには、

母が一生懸命に生きようとしていた、

そのことが断片的に。

 

痛かったり、つらかったりしてても

おかしくはないはずなのに、

意識が遠のく直前までは、

一回も弱音を聞くことがなかった。

 

今、メモを読み返して、なおさら、

母が一生懸命に一生懸命に

生きようとしていたんだと実感し、

それが、今の自分にはとてもつらい。

2020/11/22

壇払い

昨日、

壇払いをとり行いました。

お壇がしまわれて、

母のスペースが小さくなりました。

 

お壇があった時は、

家が狭いのと、

急に片付けが出来なかったことがあり、

見苦しい部分は白布に覆われていました。

 

昨日、

その白布も取り払われて、

以前、母のベッドの向こうに見えていた風景が、

今、また、目に入るようになり、

グッと寂しさが増しました。

 

2020/11/12

12日

11月12日

母が亡くなって1か月が経った朝です。

晴れています。

 

ホッとしました。

 

雨じゃなくてよかった

…と思いました。

雨降りは

せつないので。

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